Blog About

再燃したLEGO熱をぶつけるべくでっち上げたBlogです。
内戦状態にあった小国の戦争が終わり、新たな国が樹立されたという時代背景を元に、雑誌記事と言う形式で物語を紡いでいく感じでやっております。
アフィリエイトは新聞広告のノリで貼っつけているだけなので悪しからず
このBlogの内容はフィクションです。実在する人物、企業、団体、出来事とは一切関係ありません。

2018年9月2日日曜日

ビルドインダストリー製歩行兵器「B3a Zinny」

【機体名】Zinny A型
【型式番号】B3a
【本体重量】60.5t【全備重量】65.0t【全高】


【機体解説】
キャノピーが特徴的なビルドインダストリー初の軍用機。軍用機と位置付けられているが、やはりビルドインダストリーのお家芸でもある重機としての役割も果たせなければならないため、民間と軍用の間を取るような設計をされている。兵器としての性能はB1 Brosと比べてかなりの差があるが、装甲の増加などによってBrosに比べて倍近い重量となってしまった。
特徴の一つである格闘戦向けマニピュレータ「Intersection」(説明後述)を搭載したモデルであり、土木作業に留まらず、格闘戦においても威力を発揮する。
脚部はビルド産業株式会社製品のLeg2000。

 コクピットが密閉型ではないが、前面を広く保護する強化防弾ガラス製キャノピーを採用しているため、Brosと比べるとかなり保護率は上がったが、まだまだパイロットの負傷率は高い。しかし視界はBros同様広く、コンソール等コクピット機能やレイアウトが優れており、パイロットからの評判は良い。(左写真)
主な武装はギャリコ社製のマシンガンGalico102と同社製のスモークディスチャージャーGalico SD23。
ボディ回りのパーツは一見動力パイプのように見えるが、大型のラジエーターである。
内戦終結後のアグレゴ民国軍においては老朽化しており、緩やかに退役が進んでいる。武装解除された機体が民間に放出されているため、軍用機としては徐々に入手し易い機体となってきている。

【品名】Intersection
【型式番号】F3-10
【製造元】フラップ産業株式会社
格闘戦向けのアームであり、軍内での通称「ナックル」。三本指で構成されており、その指を交差させることによって握りこぶし状にすることが出来るのが特徴。掴みかかる戦法の他に打撃による攻撃を可能にした。建設機械用の機材としても使用可能な汎用的な製品。
また各種アタッチメントを多く搭載しており、武装から雑務用の道具まで運搬能力が高い。前腕部側面のアタッチメントに装甲を取り付けることで簡易型のラウンドシールドにすることもできる。




 【型式番号】Leg2000

B3A Zinnyに採用されている脚部。底部を左右別に稼働するセパレート型にすることで捉地性を高めた。足首部分は可動域を広げるため高めに設定されている。そのため足首の間接が丸出しになってしまうので、装甲板を取り付けているのも見た目に特徴的。今回新たに設計された大腿部は今後の同社製品で多く使用されることとなる。

【品名】Galico102
【型式番号】BM102

歩行兵器用火器の開発を行っているギャリコ社の製品。フラップ産業株式会社の製品「F3a Intersection」用のブルパップ方式のマシンガン。銃身の形状とマガジンが左側についているのが特徴的。

【品名】Galico SD23
【型式番号】SD23
3連のスモークディスチャージャー。簡素な設計で汎用性が高く、2ポッチ分のアタッチメントがあれば搭載できる。

2018年5月20日日曜日

ビルドインダストリー製歩行兵器「B1 Bros」

【機体名】Bros
【型式番号】B1
【生産元】 ビルドインダストリー
【本体重量】35.8t【全高】38p(プレート)
 
【機体解説】
汎用HM(説明後述)の第一号。作業用重機として開発されているため、純粋に歩行兵器として扱うべきではない。

コクピットハッチが簡素な骨組みとなっているため、銃弾などの飛翔物を防ぐ事はできず、戦闘に使用するべきではない機体である。しかしHMとしては非常に安価であり、生産数も多く入手しやすい。そのため、戦時中から現在に至っても、傭兵やゲリラ、軍に至るまでも戦力として運用している。また民間でも、元の目的である作業用から警備用として広く使われている。
フォルムは非常にスマート。機体の比率に対して足が長いのが特徴。この機体で確立された足首の構造は、昨今に至るまでのビルドインダストリーの機体の特徴の一つにもなった。
マニピュレータは標準でCrabman(説明後述)を搭載。
重機として運用することが主に想定されていたため、背部にはストップランプが装備されている。

【製品名】Crabman
【型式番号】F1-10
【生産元】フラップ産業株式会社
HM開発に当たって、フラップ社において初めて開発されたロボット用アーム。マニピュレータ部は二本指ではあるが、保持性は意外と高い。非常に簡素な作りであるため、コストパフォーマンスに優れ、故障も少ない。マニピュレーターとしてはメンテナンスも簡単。しかしそれに反して性能は高く汎用的。
このマニピュレータを使用するに当たって、この製品は主に物を掴むことを念頭に開発されているため、打ち付けたり等の作業を行う場合は手持ちの道具を使うか、別のアタッチメントに換装する必要がある。そのため実際の土木作業現場において、Crabmanが純正のまま運用されることは多くなかった。

【品名】Leg1000
B1 Brosに採用されている脚部。ビルド産業製品全ての元となる製品。土木作業用として開発されているため、現場での作業を考慮し剛性を重視したため、見た目にはかなり武骨な印象を受ける。
股関節部の接続方法が他のビルド産業製品と違うため、この脚部パーツを装備した場合、下半身が細身に見えるようになる。また股関節から足底部までが長い。
 
【HM(Heavy Machine)】
ビルドインダストリーのロボットシリーズの商標。同社のロボット技術は元々軍事用に開発されたものであるが、兵器として実用化される前に民間用の建設機械に転用される。その結果は上々で、通常大型機械が入り込めない密林や山岳地帯でも稼働する走破性を見せつけ、一定以上の成果を出した。そして、その有用性から逆輸入的に軍事利用されることになったという経緯を持つ。その為、建設機械として広く普及した際に「重機」の意味を持つHeavy Machineと名付けられた。
マージエレクトロニクスなど、他社のロボット製品は別の商標を持つが、世間一般的に「ロボットの名」としてHMが普及しているため、誤って使用されることが多い。

2015年11月3日火曜日

【政治】法律改正についての議論に熱

 先月から始まっている通常人民会議では、共和国以降の法の改正についての議論が盛んに行われている。特に現在脚光を浴びているのは国民法の第二章第三条の改正についてである。条文については以下。

 第二章 国籍
・第2条 国民要件
アグレゴ民国民たるはアグレゴ国民登録簿に記載される事により保証される


・第3条 アグレゴ国民登録簿記載要件
アグレゴ国民登録簿に記載されるための要件を示す。
     1.アグレゴ民国内で出生する。
     2.実親の一方または両方がアグレゴ民国民である。
     3.アグレゴ民国に帰化する。


 国籍の取得についての法律であるが、アグレゴ民国は生地主義と血統主義の両方を採用している。通常生地主義は主に国民を増やす必要がある発展途上国などで採用される方式であり、なぜそれが我が国の法律でも採用されているのか。

 これについては諸説あるが、共和国時代はほぼ鎖国状態にあり、共和国内部の情報を外部に漏らさないため人の出入国も厳しく制限されていた。そんな中、わずかに(実際は反政府組織参加者が存在するため多数)存在した外国人は当然に出国できず、国内に留まる状態となる。その状態で外国人が出産をした時に、本国に届け出る事が出来ず、共和国内に無国籍の子供が誕生する事になるのである。その事態を避けるべく生地主義を採用したと言われている。

 諸国との国交の回復に努めている現在においては、外国人の往来も正規の手続きを踏まえれば自由にでき、現在は生地主義を取る必要は無いという意見が多く出ている。これについては国内の人口を今後どの様に推移させるかを注意深く検討する必要があるだろう。

 またそのほかにも多くの法律について改正案が出されており、新たな憲法が制定された前年から引き続き、法律についての議論は続きそうだ。


―――――
記者:ツィック=F=ラカース